2016年4月23日,今年も科学技術週間のイベント「筑波大学 キッズ・ユニバーシティ」を実施しました。「科学の面白さや大学の魅力を体験してもらうこと」を目的とした,特別授業,体験教室,工作教室,観察ツアーなど,盛りだくさんのイベントです。
当日は天候にも恵まれ,数多くの子どもたちや保護者,そしておとなが訪れました。2012年から毎年配布している「学生証」(有効期限は筑波大学に入学するまで)は今年も好評で,300名以上が受け取りました。
【一部企画のご紹介】
A 特別授業:「からだ」で「こころ」を調える:マインドフルネス入門(人間系 湯川 進太郎 准教授)【キッズ・ユニバーシティ附属おとなユニバーシティ併設】
いつも大学生が講義を受けている階段教室で,本学の教員が授業を行いました。過去と未来のことに思いを馳せ,ワクワクドキドキできるのは人間だけです。でも,それでくよくよすることもあります。そんなふうに悩まないためのマインドフルネスという手法を体験しました。
B 特別授業:ヒトはどこまで速く泳げるのか?(体育系 高木 英樹 教授)
こちらも階段教室での,本学の教員による授業です。ヒトは,必要にかられて泳ぐようになり,楽しみや鍛錬のためにも泳いできました。その歴史を振り返るとともに,より速く泳ぐための工夫として,水着の開発と泳法の改良について学びました。ヒトはトラフグよりも泳ぐ効率が悪いと言われたらショックですよね
C 環境・エネルギーのための科学と技術:3D ドームシアター上映会!
ロビーに大きなエアドームを設営し,シミュレーション研究や最先端三次元計測の結果を立体映像で投影しました。
D タッチプールで海の生き物にさわって,生き物を学ぼう!
下田臨海実験センターから運んできた海の生き物にタッチしたり,顕微鏡で小さな生き物の観察をしました。
E 科学工作教室
大学生といっしょに,身近な材料を使って,科学にまつわるいろいろなグッズや模型を作りました。
F きみどり散歩〈虫の観察会〉(生命環境系 澤村 京一 准教授)
午前と午後の2回,今年も澤村隊長と大学院生隊員のガイドでキャンパス内の昆虫を観察しました。捕虫網を振り回しながら草原を駆け回り,モンシロチョウ,モンキチョウ,ベニシジミ,ナナホシテントウ,カナヘビなどを捕まえました。5月22日に開催予定の国際植物の日筑波大学イベント「みどり散歩」では,植物観察会を実施します。
本学の科学技術週間イベントの特徴は,総合大学の特徴を活かした専門性と幅の広さです。来年の科学技術週間も,ぜひ本学のイベント「キッズ・ユニバーシティ」にご参加ください。