平成28年4月21日,筑波山神社と筑波大学計算科学研究センターによる「筑波山神社・筑波大学計算科学研究センター共同気象観測所」設置に関する合同記者会見を開催しました。
記者会見には,計算科学研究センターから梅村雅之センター長,北川博之計算科学振興室長,日下博幸准教授(筑波山プロジェクト代表),筑波山神社から岩佐弘史宮司が出席しました。
記者会見では,計算科学研究センター長の梅村教授より,筑波山神社と計算科学研究センターが共同で設置・運営する筑波山(男体山)山頂の気象観測所について,設置の経緯と概要説明があり,続いて筑波山神社の岩佐宮司より筑波山神社の取り組みについてご紹介がありました。その後,日下准教授より,筑波山山頂の気象観測データの重要性について,観測データが日々の天気予報に活用されていることや,筑波・関東平野地域の気象現象を解明する基礎研究に重要であること,またグローバルな規模での地球温暖化や気候変動の研究にも活用されているといった説明がありました。計算科学振興室長である北川教授からは,筑波山山頂気象観測データを一般の方にも活用していただけるよう検討している旨の紹介がありました。
今回の共同気象観測所設置は,神社と大学が研究面また社会貢献面で協力する珍しい取り組みです。本記者会見には新聞各社,テレビ局など多くの報道関係者が出席し,活発な質疑が行われました。