2月8日,筑波大学東京キャンパスにて,筑波大学スーパーグローバル大学事業「トランスボーダー大学がひらく高等教育と世界の未来」(注)の第1回外部評価委員会を開催しました。
本委員会は,当該事業が採択後2年4か月を経過し,来年度には本事業の中間評価を迎えることから,本事業の活動に対して,学外の有識者から客観的な評価や今後の改善に向けた具体的な助言・提言をいただくために開催されたものです。
委員会冒頭,永田恭介学長から開会の挨拶を述べた後,スーパーグローバル大学事業企画委員会委員長の池田潤学長補佐室長より本事業の全体概要について説明を行い,その後,個別の進捗状況について,伊藤眞副学長(教育担当),玉川信一副学長(学生担当),BENTON Caroline Fern副学長(国際担当),稲垣敏之副学長(総務・人事担当),三明康郎副学長(研究担当),西川博昭副学長(学術情報担当)が,本事業によるこれまでの成果と今後の課題について説明を行いました。
本学からの説明を踏まえ,外部評価委員からは,本学の国際性の向上に対して高い評価を受けるとともに,持続的な改革を推進するためには社会や本学内部(教職員・学生)への還元が重要であることなど,数多くの建設的な助言や提言がなされました。
今後,本学では,外部評価委員会の結果を踏まえて,スーパーグローバル大学事業の一層の推進を図っていきます。
◎室伏 きみ子氏 お茶の水女子大学 学長
岩田 眞二郎氏 株式会社日立製作所 アドバイザー
久保 公人氏 尚美学園大学 学長
中鉢 良治氏 国立研究開発法人産業技術総合研究所 理事長
ハンス ユーゲン・マルクス氏 学校法人南山学園 理事長
(注)スーパーグローバル大学事業とは,文部科学省による10年間の補助事業であり,「世界レベルの教育研究を行うトップ大学や,先導的試行に挑戦し我が国の大学の国際化を牽引する大学など,徹底した国際化と大学改革を断行する大学を重点支援することにより,我が国の高等教育の国際競争力を強化することを目的」とするものです。本学は,「トランスボーダー大学がひらく高等教育と世界の未来」という構想を掲げ,2014年9月,世界大学ランキングトップ100を目指す力のある大学(タイプA)として採択されました。